2020年 06月 18日
帝王切開 |
宗谷支所の3診療所では昨年37頭帝王切開が行われました。
今回の経過は分娩前の起立不能、しかも右子宮捻転、吊起し整復する。やれやれと思ったでしょうが、今度は胎児が側頭位、整復できず。帝王切開へ
I獣医師、疲労困憊でしょうが、力を振り絞って帝王切開を執刀します。残念ながら胎児は死亡していたとのことです。
I獣医師に代わって、T獣医師が閉腹しています。(途中経過はありません。)
その後は食欲などは回復するも起立できず、廃用となってしまいました。
精一杯治療してもダメなこともあります。
臨床現場では日々いろいろなことがあり、その一つ一つが貴重な経験となります。
現在インターンシップの受け入れは新型コロナの影響で中止しております。再開した際は是非このような現場を学生の皆様に体験していただきたいと思います。
by umibenokuma
| 2020-06-18 13:42
| 獣医さんのお仕事
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