バーチャル往診随行:斜視編 |
今日も前日まで診ていた牛の往診です。カルテを確認しましょう。
カルテ内容:2ヶ月齢の子牛が40.2の熱を出し初診。活力食欲緩慢、起立難渋、肺音粗励、やや軟便。隣の牛がコクシジウム症だった為、糞便検査をするとオーシスト+。翌日小康を得るも第9病日目に起立不能となり再診。
第10病日目の写真がこちらです。起立不能、上方斜視。さて、何を疑いますか?



もしこのブログを普段からご覧になってくれていて、ピンと来た方がいたなら、とても嬉しいのですが…僕は大脳皮質壊死症を疑いました。この大脳皮質壊死症、横臥になってから発見されても『牛の臨床』に示された量のサイアミンとデキサメサゾンを投与すると著効します。育成牛の調子が悪いと往診すると、こちらを全く向いてくれず頭を壁につけていて、向きを変えようとすると転倒、血管確保が困難な程にバタバタと狂騒、治療をすると翌日には元気、なんてこともありました。この個体の場合はB1欠乏以外の要因もあるのでどうなるか…治療は続きます。
このバーチャル往診随行の写真は長年撮りためたものではなく全て新作、随時紹介しています。図らずもそんなに頻度の高くない後弓反張、片麻痺、斜視と神経症状のご紹介が続きました。宗谷は牛が多いので、いろいろな症例を診られます。新採用でも、実習でも、我々はあなたに会える日を楽しみにしています。

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