バーチャル往診随行:目を怪我している編 |
ある日の午後『目を怪我している』と往診依頼がありました。今日はO獣医師に随行してください。気をつけて、いってらっしゃい!患畜の様子はこちらです。

上の瞼が大きく切れてしまっています。適切に保定し処置する為に、手術室に搬送する事にしました。手術を見学しましょう。

フラップ状の部分を全て切除するのは簡単ですが、この個体はまだ育成牛。これから成長して、フリーストール牛舎で生活してもらいたい牛です。繋ぎ牛舎であればたとえ盲目でも飼養できますが、フリーストールであれば眼に異常を残したくありません。可能な限り目を閉じられるように、そして少しでもまつ毛を残せるようにしたいね、と術式を考えます。剃毛、鎮静、局所麻酔を実施。

壊死した組織をメスと鋏で丁寧に除去(デブリードマン)。その後、縫合しました。


手術後事務所にて、頭蓋骨標本を見ながら神経の走行やその支配、局所麻酔をする部位をO獣医師が説明してくれました。O獣医師はいつも筋肉や神経の付着や走行を意識しながら治療していて、僕とは違う景色を見ながら往診をしているに違いありません。話を聞いていると勉強になりますし、人は財産だとつくづく思います。これをご覧になっている学生の方も将来一緒に働きませんか?皆親身に教えてくれることと思います。
執刀したO獣医師をはじめ、みなさんおつかれさまでした。さて、この後どうなるでしょうか?治療は続きます。続報をお待ちください。
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