バーチャル往診随行:牛に安心してもらおうフリーストール編 |
フリーストール牛舎を歩く時に何を考えているかをご紹介します。わざわざ書く事でも無い気もしますが、学生さん向けの往診随行ですし、牛舎に入った事の無い方、大きな牛が少し怖い方もいらっしゃるかもしれません。しばしお付き合いください。

ここから奥まで歩いて行きます。何か急いで薬を取りに行きたいとして、僕が走って行ったらどうなるでしょうか?牛達は驚いて、数頭が逃げ始めます。するとその不安が連鎖して牛舎全体がザワザワ、皆んな走り始めて最悪の場合には滑走転倒して、運動器に障害が残ってしまうかもしれません。


ゆっくり歩けば大丈夫、という写真が撮れる予定でしたが、まずこの牛が起立し始めました。

すると食槽にいた牛二頭も食べるのをやめ逃げたそうにしています。大切なのは、そんな牛達の様子を気にかけ、歩みをゆるめ、牛がしたい動作をまずさせてあげる事です。急き立てると、どんどん牛達がパニックになってしまいます。この20分程前に農家さんと二人でここを歩いた時は、どの牛もリラックスしていたので、見知らぬ人だけが来るのは牛も不安になるのでしょう。特に今回はスマホで写真を撮りながら歩いたので、ますます見慣れず嫌だったのかもしれません。

ちなみに、最初からこちらを見ていたこの子は、逃げずに立っていましたが、怪訝そうでした。
少し話は変わりますが、フリーで歩く牛達をどう誘導して捕まえるか等、その技術は毎日牛に接していらっしゃる農家さんに学ぶことが多いです。僕も扱い方をたくさん教えてもらってきました。改めて見ていて面白いな、勉強になるな、と思ったのは田中畜産さんのYouTubeです。『牛の捕獲法〜距離感を使って捕まえよう〜』『怖がる牛を歩かせる方法』『牛がトラックに乗らない理由』など見てみてください。

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