バーチャル往診随行:分娩を見てみよう編2 |

メガファームで蹄病治療をしていると初妊牛の分娩が開始しており足胞(外陰部から露出した羊膜の中に胎子の肢がある状態)が見えました。正常な分娩がどの様な経過で進むのか、せっかくなので見ていく事にしましょう。便宜上発見時を0分とし、その後の経過分数を写真に数字で示しました。

蹄病治療と片付けを終え戻ると強い陣痛が来て胎子の鼻先まで見える様になりました。

頭部が全て出るまでの時間が長く感じましたが、ここからはグングン娩出が進みました。

子牛が少し苦しそうだなと思った矢先、羊水を吐き出しました。胸郭が出てくるタイミングと同じでした。子牛の顔つきがグッと良くなり、安心して見ていられる状態になりました。

後肢が出たタイミングではまだ臍帯は繋がっていました。

同居の経産牛が舐めに来て、臍帯は切れました。

初産の母牛も起立しリッキングしに来ました。
私が新人の頃、分娩をあまり見る事のないまま夜間当番が始まりました。分娩前の起立不能の夜間診療があり『牽引にはまだ早いから1時間後にまた来ます』なんて言いながら牛を診ました。軽い介助で娩出させられた症例だったのでしょうが農家さんは何も言わずに私に付き合ってくれたのだろうと今になって思います。今回お示しした状況や経過分数が正常な分娩の基本、と言いたいわけではありません。分娩の進行は個体によって様々ですから、一例のご紹介です。今は動画も沢山投稿され勉強になりますが、難産も正常分娩も、学生や随行できる期間に一頭でも多く経験を積みたいものです。今回分娩を観察して改めて勉強になりました。

バーチャル往診随行:分娩を見てみよう編 : NOSAI北海道宗谷支所非公式ブログ
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