2025年 10月 04日
新人獣医師の成長 |
今年4月から宗谷北部家畜診療所に配属の1年目のI獣医師が、江別研修所の9月の新人研修から、戻ってきました。およそ1か月間、座学とスキル習得に行っていました。行く前の8月までに一人で診療も少しずつ始めていたので、自分が現場で何が出来て、何が出来ないとか、何が自分に足りなくて、何が必要なのか、問題意識を持つことができており、今回の研修はちょうど良いタイミングだったと思います。9月29日(月)から、しばらくぶりに現場の診療を再開しましたが、戻ってきて1週間で、すでに第四胃変位整復手術が2頭目だそうです。1頭目は左方変位で、今回の写真は、右方変位でした。所見では腹囲膨満が見られたため、第四胃の右方捻転も考慮していましたが、開腹したところ、第四胃の捻転はありませんでした。先輩獣医師と2人でも施術は可能ですが、万全を期して3人目として手術の補助に私も呼ばれました。


この第四胃右方変位の牛は捻転していませんでしたが、この日は、昨夜からずっと、子宮脱やら、子宮捻転やら、他の夜間当番獣医師が活躍していたようです。夕方には、昼間の子宮捻転からの帝王切開もあったようです。新人のI獣医師も、10月から夜間当番が何回か、始まります。いきなり、みんなと同じような回数の当番はさせませんし、不測の事態に備えて、フォロー体制も用意されます。臨床獣医師の誰もが通る道です。ただし、初めからよく急患に呼ばれる(通称、当たりの良い人)と、なかなか呼ばれない(当たりの悪い人)に、しばらくは道が分かれます。それでも大体、3年たてば、一通りのことは経験できるようです。新人獣医師は、昼間の往診、初めての夜間当番、休日出勤と忙しくなりますが、車の事故に気を付けて頑張ってください。繁殖期のエゾシカや、雪が降らなくても凍結路面など、危険がいっぱいです。


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by umibenokuma
| 2025-10-04 18:03
| 獣医さんのお仕事
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